先日、外部の講師をお招きし、当院職員向けの「防犯教室」を開催いたしました。
数年前にも、逆恨みからか、クリニックに立てこもり、火を放ち、多くの犠牲者が出た痛ましい事件などもありました。また、来院されている患者様の身の安全を守るべく、私達スタッフはどのように連携し、安全を確保するか等を学びました。
あってはならない事ですが、もし万が一、大声を出されたり、暴力行為があったりなど突然起こると、おそらく瞬時に動く事は出来ず、恐怖のあまり立ちすくむかもしれません。しかし、一度でも学んでおくと、「あ、そういえばこうして逃げればよかったんだ。」など思い出し、冷静に対処できるかもしれません。少しでも知識があれば、非常に心強いものです。
まず、女性でも簡単にできる護身術を学びました。手を捕まれた時の払い方や、後ろから羽交い締めにあった時の逃げ方などです。力の入れ方のコツをつかめば、瞬時に簡単に逃げる事ができます。
また、「さすまた」の使い方も学びました。最近では、とある地域の市役所でさすまたにより犯人を取り押さえる事ができたというニュースもありました。
普段、手にする事もないので、いざ使用してみると大きさに驚きましたが、最近では、軽く扱いやすいものも出回っているそうです。取り押さえ方のコツなどいろいろと教えて頂き、為になる貴重な時間でした。
本来であれば、今回学んだ事が活かされない様、安全な場所であるべきです。
皆様の安全を確保し、当院を受診し、安心して帰って頂けるようスタッフ一同努めてまいります。